【カラータイプ®×プログラミング】~完成品から見える個性~ 2019/7/19

こんにちは! 1級インストラクター 神田則子です。

小学生の子供たちに「プログラミング」の授業を展開しています。

パソコンインストラクターとして18年ほど、これまではほとんど大人の方ばかりの対応でした。

一昨年から子供たちとの触れ合いがグーンと増え、戸惑いや考えさせられることが多くなってきました。

そこで登場したのが「カラータイプfor Kids」カードです。毎回2枚子供たちに選んでもらいます。

適当にさっと選ぶ子・慎重に考えて選ぶ子・ふざけてなかなか選ばない子 本当にいろいろです。

そして選んだカードからは、やっぱりその子らしさが見えてくるようになりました。

テキストとブロックを使って身近な作品を作り、それにパソコンからプログラミングしたデータを送り完成させます。

同じものが出来上がるはずなのに「似て非なるもの」が完成するのです。

「機械式立体駐車場」

  ●1階に車両がある時2階の台座を下ろそうとすると、センサーが働き危険を知らせる「赤LED」が点滅。

  ●駐車場の入り口ゲートが閉じていないと新たな操作時に、ブザーが鳴る。

 なかなかの優れものです。

写真は少し上級のクラス、うち3名の作品です。

①これがテキストに最も忠実な作品。

②テキストから発展した作品。2階建てを3階建てにしています。ブロックもカラフル使い。

③向きを逆につけた作品。「これでいい」と直す気がありません。

3人ともタイプが違います。

は「創造」がやや多い「決断」「協調」も少し入ったミックスタイプ。

小学6年生になり、いろいろ悩みが出てきたようです。感情の起伏が多くなりました。

は「決断」にほんの少し「創造」が入っているタイプ

不思議なことに毎回「ひとりで」のカードをどうやら無意識にひくみたいです。

自分でとことん工夫するのが好きなようです。

は完全「創造」タイプ。気分が乗ると天才的に素早く正確に仕上げます。

乗らないと全く何もしません。

どの作品も完全に間違いではないけれど、正確ではない。

インストラクターとしては「正しく完成さえてそのうえで自由な発想で改良してもらいたい」と思ているのですが・・・。

これからも主張と理解の狭間で子供達と私達が成長していく予定です。

大いにこのカードを活用してデータを積み上げていきたいです。