【カラータイプ®×地域で人育て】新規性のターコイズで作り出し、誠実の青で積み上げる 2022/11/18

私が住む北緯45度の町『枝幸(えさし)町』は、紅葉も終わり今は彩りのない世界。

初雪が降り、あと10日もすれば一面銀世界になるそんな地域です。

 

「北海道はでっかいどう!」とゴロ良く表現されていますが、

このことを実感する出来事がありました。

今年の夏に、娘たちが住む東京都世田谷区と神奈川県秦野市のそれぞれの

アパートにレンタカーでいきましたが、その距離約51㎞ 小田急線で約1時間。

なんとその距離は、我が町の南北の距離とほぼ同じだったのです!!

我が町の人口は約7500人。同じ広さに、生活する人間の数の違いといったら!!!!

そのくらい、北海道の1自治体の面積は広いのです。

そんな(人口規模は)小さくて(面積は)大きな町で、

6年前から『ファミリーサポートセンター』事業を新規で立ち上げ

そのアドバイザーとして携わっています。

※ファミリーサポートセンター事業(通称ファミサポ)は、

地域の人が子育て支援の担い手となり、預かりや送迎を有償ボランティアとして行う制度です。

 

人口が都市部以上の加速度で減少していく地方自治体(しかも日本のはじっこ)で、

新規に『子育て支援の事業を始める』ということは、そう簡単ではありませんでした。

構想の段階で、行政サイドや保育士OBからの理解と賛同はなかなか得られず。

行政は『需要があるのか?(予算をかける意味はあるのか?)』

保育士OBは『子どもを預かるというリスクマネージメントが素人にできるのか?』

というごもっともなご意見で、数字やルール、リスク、といった行政的な

枠組みで考えると、確かに正論。

※現在、立ち上げ準備中の近隣町村も、同じ点で苦労されています。

しかし、実際にワークショップなどで、町民に聞き取り調査を行うと、

現在進行形で子育てをする保護者の『助けてほしい』というニーズはもちろん、

少し前に大変な子育て期を過ごした地域の大人には『助けてあげたい!』

というニーズがありました。(これには、私も驚きました!)

 

このギャップを埋めて、住民が必要とする子育て支援事業を構築するには、

まさに『アンチルール』『新規性』の視点が必要でした。

当時、まだカラータイプ®に出会っていない私でしたが、

今思うと、私の行動の軸にターコイズの要素があったからこそ

『やる!』と決めたら、躊躇なく進めたのかな?と思います。

ちなみに、事業を組み立てた町の敏腕担当者はスピードと情熱の赤な男性です!

 

「保育のプロではない」という、デメリットを

「素人だからこそ頭でっかちにならずに寄り添える」とプラスにとらえ

スタートさせたファミサポ事業は、今や保育のプロたちからも信頼を寄せてもらえる

町には必要な子育て支援事業となりました。

立ち上げから現在に至るまで常に心がけているキーワードが、『信頼と実績』

知識や経験がない分、誠実な対応で保護者にも保育のプロたちにも接することで、

同じ方向を向いて連携していくことができています。

ターコイズの【新規性】【アンチルール】な視点は持ちつつ、

住民の【安心・安全】を守っている行政の立場も尊重し、連携する。

 

ファミサポ事業は、色で例えるなら優しさやサポートなので水色やピンクですが、

地方の小さな町のファミサポ事業は、ターコイズと青が必要不可欠!!

意図せず、我が町のファミサポのパンフレットはこんな色。

今日も、ファミサポ講習会がありました。

講師は町内出身のベテラン保育士さんで、受講生は町外出身の子育て世代。

「保育の心」というテーマの講座では、世代の価値観の違いを認め合い、

保育する側が、今の保護者の状況や想いに寄り添う「思いやりの保育」が

大切だというお話が、受講生の心に響いていました。

まさに、カラータイプの考えに通じるな!と講座の運営をしながら

「今月のブログはこれだ!」とひらめいた創造タイプ全開の私でした。