カラータイプ®×SDGs② ~SDGsを知る~ 2019/6/13

カラータイプ®×SDGs② ~SDGsを知る~

 

 

インストラクターの田中久美子です。

毎月、カラータイプ®×SDGsについてブログを担当しております。

 

前回は「SDGsってご存知ですか?」でした。


今回は、「SDGを知る」をテーマにもう少し詳しくお伝えしていきます。

 

SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略省です。

 ・Sustainable:環境などを破壊せず(汚染することなく、略奪することなく)現状を維持したまま

       永久的に継続できること。
 ・ Development:物事の発達や開発
 ・Goals:(達成すべき)目標・目的


SDGsの基本理念は、「誰一人取り残さない世界の実現」です。

2030年を年限とした掲げられてい

17の「行動目標」と、さら具体化した169の「ターゲット目標」が掲げられています。

 

 


そもそも
SDGsは「ポストMDGs」と呼ばれており、MDGsはSDGsの前進です。

 


<SDGsとMDGsの違い>


MDGsとは、(Millennium Development Goals :MDGs) とは2005年~2015年を期限とした

ミレニアム開発目標です。

取り組みの内容は、8つの行動目標で示されていました。


8つの行動目標
① 貧困・飢餓②初等教育③女性④乳幼児⑤妊産婦⑥疾病⑦環境⑧連帯


主に発展途上国向けの開発目標であり、取り組み機関は、開発を専門とする国連や各国政府でした。


一方、SDGs、あらゆる人々の目標になっています。


なぜなら

SDgsの取り組み内容は、国連や国家以外にも企業やNPO、そして個人レベルにおいても

積極的に関わりを呼びかけるものとなっているからです。


特に企業では、「SDGs」の取り組みが必要になってきます。(詳しくは、次回お伝えします。)


更に

MDSsでは貧困や開発がメインの目標になっていますが、

SDGsでは、雇用や労働の問題にも目が向けられているのが特徴です。

「働き方改革」や「残業ゼロ」など我々がハッ!とすることもある内容ですよね。


そして特に注目したい点は

「持続可能性」を重視している点で、再生可能エネルギーの活用においてです。

地球は、空や海で繋がっている、一つの塊。

地球規模で「持続可能な社会つくり」を実現していこうという意図が込められています。

 


<最近の話題から>


先日のテレビで、こんなシーンが映し出されていました。

日本を出発した大型自動車運搬船が、パナマ運河を通過する時のこと。

大型自動車運搬船の燃料は、「重油」です。

その「重油」を「軽油」に5時間かけて使用する燃料タンクを替えていくという作業の様子です。

なぜなら

パナマ運河を通過する際には、環境保全のために比較的環境に優しい「軽油」エネルギーの使用が

義務化されているのです。

 

テレビで写された重油の色と軽油の色の違いを見れば、

素人から見ても環境への影響は、歴然と判ります。


明らかに「SDGs」の考えの基づいた考え方の流れですね。

 

そして

最近「脱プラ」文字をよく目にします。

近々、プラスチックごみの輸出規制がかかってきます。

今までは、豊かな国が貧しい国にごみを輸出してきた現実がありました。

これも地球は一つである、SDGsの「誰一人取り残さない世界に実現」に向けて

の行動のひとつであります。


日本でも早速「レジ袋有料化」に向けて動いていますね。

国家、企業、個人レベルにまで「SDGs」の流れは、

行動にも意識にも環境にも大きく影響されてきています。

 

「SDG」は、国家や企業のようなおおきな組織だけでなく

~私たち「個人」が起点でもあるのです~


今月はここまでです。


ありがとうございました。

~色のチカラで組織を強くする
みらいラフタースタイリスト田中久美子