カラータイプ®と教育の接点⑥ 2019/10/11

こんにちは。
カラータイプ®×道徳ブログ担当の篠原です。


今回のテーマは、「特別の教科道徳~中学校ではどうなってるのかな?そして、カラータイプでどんな授業ができるのか?」

 ちょっとかたい文になりますが、小学校では2学年ごとに設定されていた内容。これは、中学校でも同じです。中学校では、4つの内容ごとに項目ごとの概要が示され、22の事柄について学びます。(中学校学習指導要領平成29年告示解説 特別の教科 道徳編 平成29年7月第2節内容項目の指導の観点)


 A 主として自分自身に関すること
 自主、自律、自由と責任・節度、節制・向上心、個性の伸長・希望と勇気、克己と強い意志、真理の探究、創造


 B 主として人との関わりに関すること
 思いやり、感謝・礼儀・友情、信頼・相互理解、寛容


 C 主として集団や社会との関わりに関すること
 遵法精神、公徳心・公正、公平、社会主義・社会参画、公共の精神・勤労・家族愛、家庭生活の充実、よりよい学校生活、集団生活の充実・郷土の伝統と 文化の尊重、郷土を愛する態度・我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度・国際理解、国際貢献


 D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
 生命の尊さ・自然愛護・感動、畏敬の念・よりよく生きる喜び 
(http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/03/26/1356257_1.pdf)


特に、カラータイプが活躍するのは、道徳では赤字の部分かと思われます。

特に、個性の伸長!これ、キャリア教育でも関連してくる事柄だからです。なんと、道徳って他の科目とも関連すると書いてきましたが、カラータイプはキャリア教育やアクティブラーニングなど、教育に関連することあちこちに繋がります!


と、いうことで、カラータイプは、「色を使って自分を知り、人との関わり方や自分の生き方について見つめ、具体的に考えるツール」として授業を組み立
てることができそうです。そして、「心を育てる」という、具体的なアプローチ方法でもあると思います。

 

なぜ、「体験的に」「主体的に」学ぶのか。カラータイプ®×道徳のブログを書くためにいろいろ読みながら、アクティブラーニングという手法を含め、思考力・判断力・表現力の根っこにある「心を育てるため」なんだろうな。と感じました。「誰でもできる!主体的、体験的に学び、授業で使える心を育てるための具体的アプローチ」として、カラータイプは教育現場に取り入れやすいようにも感じています。

 授業や研修の組み立てとして、実際に研修を担当されたインストラクターさんからのシェアが活きると思います。

 ここでは、抽象的で申し訳ありませんが、例えば…

 最初に「批判しないこと」「肯定すること」「傷つけることばを使わないこと」をルールとして説明。
 最初はペアで。
・自分を色で表すと?(自分のカードを1枚選ぶ)→相手を色で表すと?(自分と他人の選んだ色の違いで、見え方の違いがわかる)
・自分に必要な色やその日のワークのテーマでカードを選ぶ。(シェアできる内容にする。)
・グループでシェア。
・感想を書く。(気づきを中心に振り返る)


カラータイプ協会でも、学校現場での実践も増えてきているようです。カラータイプがもつ、コーチングや心理学という要素が道徳やキャリア教育で育てた
い力と関連が深いからかもしれませんね。 今回も、読みにくい長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。